人は聞き方が9割
『1分で心をひらき、100%好かれる聞き方のコツ』
こんにちは、いつもブログを読んでいただきありがとうございます!今回ご紹介するおすすめの本は『人は聞き方が9割 著:永松 茂久』です!
人は聞き方が9割のご紹介
簡単なあらすじ
この本は、株式会社人材育成JAPAN代表取締役の永松茂久さんによって書かれた本です。この本の前にも「人は話し方が9割」「喜ばれる人になりなさい」という本を出され、どちらも大ヒットしています。
人はコミュニケーションを上手に取ろうとするとき、どのように上手に話せばいいかということだけに着目してしまい、話すための勉強のみをよくしがちです。
しかし、永松さんはコミュニケーションを上手に取るためには、「話す」ということよりも「聞く」ということをしっかり行うことが大切であるとこの本で述べています。
相手の話を聞くということは、一見誰もができて簡単なように見えますが、果たしてそれは本当にみんなができていることなのでしょうか?
相手が自然と話し始め、勝手にあなたのことを好きになる最高の聞き方が、この本には詰まっています。
自分が本当に相手の話を「聞く」ことができているかな?
なぜ「聞く人」はうまくいくのか?
「ちゃんと話を聞いているの!?」「うんうん、ちゃんと聞いてるよ。」
家族や友達同士でよくある日常的な光景です。
ちゃんと話を聞いているのに、話しているほうはどうしてこのように思うのでしょうか?
これは「聞く」ということの解釈の違いから起きていることと著者は話します。
話を聞いているほうは、確かに「言葉」は聞いていますが、内容の把握ができていません。
逆に話を聞いてほしいという方は、言葉ではなくその奥にある「感情」を聞いてほしいと思っています。
このすれ違いにより、けんかになったりトラブルになったりということが起きてしまうのです。
ここで述べた一例は、本当に日常的によくあることで、ほとんどの方が上手に聞くことができていません。
これまでの経験の中で、『あの人の話は面白いなあ』『あの人は話が上手だなあ』と思ったことはあるでしょうが、『あの人は聞き上手だったなあ』と思い出すことはあるでしょうか?
おそらくそう思ったことがある人は少ないのではないでしょうか?それだけ世の中に、聞き上手な人は数が少ない貴重な存在なのです。
人はみんな話したい生き物だと言われているよ!それを受け止めることができる人はとても貴重な存在だね!
人に好かれる人の聞き方
『人は安心感をくれる人を好きになる』
著者の永松さんは、この言葉が最もこの本で伝えたい大きなテーマですと述べています。
人は安心することで相手に心を開きます。
人は本来話をしたい生き物ですので、それをしっかり聞いてもらえるとすごく安心をすることができます。
そして、人に安心感を与えるということは、人に好かれ、自分の人生がひらけていく一番の早道となります。
このように聞く姿が美しい人のことを著者は『リアクション美人』と呼んでいます。
そしてそのリアクション美人たちが自然とやっている、相手から愛される5つの聞き方があります。それを『魔法の傾聴』と呼んでいます。
魔法の5つの聞き方とは、
- 表情
- うなずき
- 姿勢
- 笑い
- 感賛(感嘆+賞賛)
この5つのことを自然と行って話を聞くことができるようになると、相手はあなたのことを勝手に好きになってしまいます。
『魔法の傾聴』の効果は絶大!今すぐ取り入れてどんどんあなたを好きにさせましょう!
嫌われない聞き方
人と話をするとき、必ず理解しておくべきことがあります。
それは、『人は不安な状態のまま心をひらくことはない』ということです。
人は誰しも、何らかの不安を抱えているものです。そのため、まずはその不安を安心に変える必要があります。
そのために、まずコミュニケーションをとるうえで大切なことは、『好かれる前に嫌われない』ということです。
まずは『やるべきこと』より、『これはやってはいけない』ことをあらかじめ知っておきましょう。
著者は話を聞くときに、やると損してしまうことを全部で9つにまとめています。
- 違う意見の人を否定しない
- 自分の常識を押し付けない
- 話す相手と競わない
- 結論を焦らない
- 答えや解決策をはじめから言わない
- さえぎらない、話を変えない
- 心を折るツッコミはしない
- 干渉しすぎない
- 「ここだけの話」は絶対、人に言わない
これらをしっかり守ることで、あなたが嫌われることはないでしょう。
人はもともと何かのコミュニティに属することで精神的健康が改善すると言われているよ!
この本を読んだ感想
この本は整体という接客業をしている私にとっても、ものすごく為になる本でした。
整体をしながら良くお客様と話をするのですが、話が盛り上がってきてしまうとついつい自分も話したい欲が出てしまい、気づいたら話過ぎてしまうことが多々あります。
いけない、お客様の話を遮ってしまったかもしれない…と後で反省することもあるのですが、この本を読んで本当に聞くことの大切さを改めて学ぶことができました。
確かに、話を上手に聞くことができる人の周りには、とても人が集まってくるなあと思います。
私が思い出すのは、以前よく足を運んでいたバーのマスターです。
知識も豊富で話も面白いので、人気なんだろうなと思っていましたが、よくよく思い返してみるとすごく人の話を熱心に聞かれていたなあと思います。
そして大げさなぐらいのリアクションをとっていたことも凄く印象に残っています。でもリアクションを取ってもらえると、話したほうってすごく満足感があるんですよね(笑)
私も人に喜んでもらえるよう、『リアクション美人』を目指して、相手も、そして自分自身もハッピーな気持ちでいられるように聞き方を勉強していきたいと思います♪
皆さんもぜひこの本を手に取って読まれてみてくださいね!みんなでリアクション美人になりましょう( *´艸`)
心に残る3つのフレーズ
- すべての人が一番初めに求めているもの、それは安心感である
- 魔法の傾聴はやったもの勝ち
- 聞いてくれる人がたった1人でもいることで「救われる人」がいる
ブログを読んでいただき、本当にありがとうございました!