夢をかなえるゾウ1
『お前なぁ、このままやと2000%成功できへんで』
こんにちは、いつもブログを読んでいただきありがとうございます!今回ご紹介するおすすめの本は『夢をかなえるゾウ1 著:水野 敬也』です!
夢をかなえるゾウ1のご紹介
簡単なあらすじ
主人公は普通の会社員として働いていましたが、ある日惨めな思いをしたことからお酒に酔った勢いで「変わりたい」とゾウの置物に頬ずりしながら一人で泣いていました。次の朝、聞きなれない声で目を覚ます主人公。そこにはとてもへんてこな一匹のゾウがいるではありませんか。このゾウは自分のことを「ガネーシャ」と呼び、てこてこな関西弁を使いながら、上から目線でえらそうに主人公に口をたたいていきます。『で、自分変わりたいの?変わりたないの?どっち?』ここからガネーシャと主人公の何とも不思議な日常が始まっていきます。
何ともへんてこなキャラクター、ガネーシャ。でもこのガネーシャは嫌な奴に見えてなんか憎めないところもあるんだよね。
靴をみがけ
ガネーシャは、自分が変わりたいならワシが出す課題をクリアしろと主人公に伝えます。半ばやけくそになっている主人公でしたが、やってやるという気持ちでガネーシャの課題を待っていました。ガネーシャは玄関で立ち止まると主人公に靴を磨けと言います。
もっと具体的に変わる方法を待っていた主人公にとって、靴を磨くという行為がどうつながるのか全く意味が分かりません。さらにガネーシャは主人公を逆なでするように色々と煽ってきます。『こいつ、これで何も変われなかったらただじゃおかないぞ!』主人公は頭にきながらも、せっせと靴を磨くことしかできないのでした。
靴を磨くという行為もいまいちピンとこないけど、何よりもガネーシャの煽りがすさまじいね(笑)。
運がいいと思え
ガネーシャの課題を次々とこなしていく主人公。頭にくることは日々ありつつも、なんとなく、少しずつ変わり始めている自分に気づき始めていました。次にガネーシャが出してきた課題は『運がいい』と思え。ということでした。
『自分にとって嬉しくないことが起きても、まず嘘でもええから運がいいと思うんや。そしたら脳みそが勝手に運がええことを探し始める』とガネーシャは主人公に言います。半信半疑である主人公でしたが、運がいいと思ったり口に出すことぐらいは簡単なことだと思います。
次の日、帰りの電車が事故で遅れてしまったのですが、主人公はこれを運がいいと思います。すると、「こういう時間も読書に使えるな」とか、「自転車通勤をためすきっかけにしていみようかな」などいつもよりイライラせずに過ごせたのでした。
相変わらず口が悪いガネーシャ。しかし、ガネーシャの課題は少なからず主人公に変化をもたらしているみたいだね。
最後の課題
ガネーシャは最後の課題と称して、主人公に課題を出します。そして、その課題は人生において可能な限り、毎日実行し続けることと主人公に話します。
ガネーシャの課題をこなし続けてきたことにより、明らかに変化を感じている主人公。最後の課題は言われることを待つというよりも、むしろ主人公から課題を求めに行くような態度になっていました。
しかし、ガネーシャは知っていました。主人公が本当に変わるためには、自分の教えではなく、主人公自身の行動にかかっていることを…
ガネーシャはいよいよ最後の課題を主人公につきつけるね!主人公は果たしてどうやって課題をクリアしていくのかな?
この本を読んだ感想
以前から大ヒットしていた「夢をかなえるゾウシリーズ」記念すべき第1作は2007年に発行されており、2021年に加筆・修正を加えたものが発売されています。この本は全部でおよそ350ページほどあるのですが、私は時間も忘れてぶっ通しで読んでしまいました。それほど面白い本で、終わった後はすごい満足感に包まれました。
なによりもこの物語を面白くさせているのは、謎のゾウ、ガネーシャ。このガネーシャの存在がとてもユニークで面白く、それでいて鋭いところをついてきます。最初でてきたばっかりのガネーシャには「すっごい性格の持ち主だな、自分が主人公だったらうんざりだな」などと思いながら読んでいたのですが、物語の最後では「ガネーシャ様ぁぁぁ!」みたいな気持ちになっておりました(笑)
そしてこの本はただ読み進めていくだけでは足りません。ガネーシャが出す課題を、主人公だけでなく読み手である私たち自身も行っていく必要があります。
私自身もなかなか全部の課題をこなすことは難しかったですが、できるような課題は本を読み進めながら、主人公と同じように課題をクリアしていきました。様々な課題がありますが、少なくとも自分は課題をこなすことで嫌な気持ちになったりすることは全くなく、すごくワクワクするような、そんな感情をもったのを強く感じました。
今の自分がなかなか好きになれない、少しでも今の自分を変えたいと思われている方は、ぜひ手に取って読まれてみてください!本当に読んで面白い、実行して面白い、そんな心を打たれる本ですよ!
心に残る3つのフレーズ
- 偉大な仕事をする人間はな、マジで世の中よくしたいて純粋に思て生きてねんで
- 本気で変わろ思たら、意識やのうて『具体的な何か』を変えなあかん
- 自分が成功したかったら、その一番の近道は、人の成功を助けること、つまり…愛やん?
ブログを読んでいただき、本当にありがとうございました!