ポンコツなわたしで、生きていく。
『ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす』
こんにちは、いつもブログを読んでいただきありがとうございます!今回ご紹介するおすすめの本は『ポンコツなわたしで、生きていく。 著:いしかわゆき』です!
ポンコツなわたしで、生きていく。のご紹介
簡単なあらすじ
この本は、ライターのいしかわゆきさんによって書かれた本です。いしかわさんはご自身がADHD(注意欠陥・多動性障害)であると公表されており、これまでの人生でたくさんの苦労をされてきました。
いしかわさんは、社会人というのは「きっちり」していて「正しい」ものだと思っていたとのことです。そのため、幼少期、大学時代、社会人になってからも、世間と自分とのギャップに相当苦しんでこられたとのことです。
そんな「ポンコツ」ないしかわさんが、ポンコツのまま生きるためにはどうすればいいのか?同じように悩む人たちの肩の力を、ちょっとでも抜くことができたら。そんな思いでこの本を書かれました。
この本はいわゆるハウツー本ではなく、「こんな考え方があるよ~」とゆるく伝える本となっています。ほんの少しでもこの本を手に取ったあなたが生きやすくなるようにとの願いが、この本には込められています。
ADHDで苦しんだいしかわさんの知見がたっぷり詰まっている本となっているよ!
ポンコツでも、会社を辞めていいですか?
いしかわさんは大学を卒業後、初めは昭和から続く小さなメーカーで社会人をスタートさせます。その会社はとてもホワイトな環境で恵まれていましたが、クリエイティブな仕事がしたいということで広告代理店に転職しました。
広告代理店では出社時間なども比較的自由で、好きな服装や髪形もOKでした。仕事も自分に合っていたものでしたが、1年たらずで独立することとなります。
その理由は業務内容等が原因ではなく、「会社員」そのものが自分には向いていないと気付いたからでした。特に会社員に向いていないかも。と思った瞬間として
- 絶望的に朝が苦手
- 作業中に入る会議が嫌だ
- 「やりたくないこと」が多すぎる
- センシティブすぎる
- 圧倒的『末っ子』精神
- ひとつの仕事が続かない
これらは会社で働くうえでは欠点でしたが、フリーランスとして働くことでそういう『性格』として捉えられるようになりました。
いしかわさんが「何が自分にとって一番幸せなのか」と考えた結果が、フリーランスとして働くことだったんだね!
ポンコツメンタルで生きていこう
いしかわさん自身が思う、自分のポンコツとは『普通の人ができていることが、自分でできないこと』とのことです。しかし、ここで言っておきたいのは『ポンコツ=悪』ではないとのことです。
どうしてADHDの人が悩んでしまうのかというと、一般人に比べてちょっとだけ数が少ないマイノリティだからです。しかしADHDは今でこそ一つの障害として認識されていますが、昔であればただの『ドジっ子』で終わっていたと思います。
つまり、ただの性格として捉えると、『ポンコツを治してよ!』と言われても、なかなか治らないと思います。そのため、いしかわさんは、『ポンコツが治らないなら、そのポンコツを受け入れてあげよう。ポンコツでも許される世界を作ればいいんだ!』と考えるようになりました。
自分ができないことを、自分に無理をかけてできるようにならなくても大丈夫だよ!
めんどくさくない人間関係を築く魔法
いしかわさんは、人間は根本的にわかりあえない生き物だと思っています。と言われています。集団として生きていくために、一定の協調性を持って暮らしているけど、同じ価値観をもっているわけじゃない。誰かにとって正しいことは、誰かにとっては大きな間違いでもあります。
いしかわさん自身も、学生時代はいわゆる『八方美人』として過ごしてきましたが、社会人になってからは無理して飲み会に顔を出すこともなくなり、仲のいい友達数人にしか会っていません。
嫌われてもいいと思っているほうが好かれる。これが、長年「八方美人」をやってきたいしかわさんがたどり着いた答えです。
『偽りの自分』を演じている限り、自分が本当に望む人はやってこないのです。『いい人に恵まれている』というよりは、『いい人を引き寄せている』。それは、ポンコツな自分を隠さずにオープンにしてきたからといしかわさんは言われています。
自分自身のことを偽らず、無理しないことが、自分にとって居心地がいい人間関係を築き上げていくんだね♪
この本を読んだ感想
タイトルからも想像できるかもしれませんが、読み終わってすごくほっこりとした気分にさせてくれる内容の本だなぁと感じました。
いしかわさん自身の体験をもとに書かれており、文章も凄く分かりやすいので、スラスラと読み進めることができます。
私自身もそうですが、自分自身に噓偽りなく、正直に生きている方ってそうそう多くはないと思います。どこかで我慢をしたり無理をしたり、人に合わせてやりたくないことをやっていたりということも多々あることでしょう。
私はそのようなことは、決してしてはいけないとは思っていません。しかし、自分にとってそれがすごく苦痛であるとき、心身ともに辛い時はそこから離れるという選択肢をもつことは非常に大切だと思います。
100年の人生の中で最も大切なものは自分自身です。自分自身を傷つけるような状態や環境にあったとしたら、その現状をどう変えていくかということを真っ先に考えていくべきではないかと思います。
いしかわさんのように、自分の弱みをさらけ出すことで、助けてくれる人も現れるかもしれないし、なにより自分が楽になると思います。私も皆さんも、自分が楽しく、楽に生きていけるような社会を過ごしていければいいなと思いました。
今現在、色んなことで悩んだり落ち込んでいたりされる方は、ぜひこの本を手に取って読まれてみてくださいね♪きっとすごく元気や勇気をもらえることと思いますよ(^^♪
心に残る3つのフレーズ
- 大事なのは、世間からの見え方ではなく、「何が自分にとって一番大切なのか」を考えること
- 嫌われてもいいと思っているほうが好かれる
- 人生笑って死んだ人が勝ち組
ブログを読んでいただき、本当にありがとうございました!