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おトクと読書なくらし
株式会社タイムカプセル社～十年前からやってきた使者～
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『新しい人生を始めよう。何度でも…』
こんにちは、いつもブログを読んでいただきありがとうございます！今回ご紹介するおすすめの本は『株式会社タイムカプセル社 著：喜多川 泰』です！
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株式会社タイムカプセル社～十年前からやってきた使者～のご紹介
簡単なあらすじ
主人公の英雄は妻と娘の３人で暮らしていたが、離婚し別居状態となってしまう。また、IT会社を経営していたのだが、その会社も倒産してしまい、一人でただ毎日をむなしく過ごす毎日であった。
ある日、自分が面接を申し込んでいた会社から一本の電話がかかり、面接へと会社に乗り込む英雄。その会社の中で出会う、年下だけど会社の中での先輩『海人』や、仕事を通して出会う人達から様々なことを吸収して成長していく過程が書かれています。そして登場する一人ひとりが、自分の人生の意味をどのようにとらえていくのか？涙なしでは見ることができない１冊です！
この本は冗談抜きで涙なしでは読めない本だよ！ゆっくり静かな場所で読むのがおススメ！
株式会社 タイムカプセル社
英雄は、新しい就職先として『株式会社 タイムカプセル社』に就職することとなります。初出勤をすると間もなく、年下ですが会社の先輩・海人とすぐに車で出発し、海人から車の中で仕事の内容を聞きながらタイムカプセル社での初めての仕事を行っていきます。
仕事の内容は、手紙を長期間保管した後に宛先の人に届けるというもの。それは他人から宛てだけではなく、10年前の自分から今の自分へ…など自分宛への手紙も含まれます。しかし、英雄が配属された部署『特別配達困難者対策室、通称：特配』は、その中でも普通に配達しても届かないような人に、直接会って手渡しをする。といった仕事を任されています。
今回の英雄の初仕事の任務は、瀬戸内海のある島の中学校で生徒が卒業記念に10年後の自分に向けて書いた手紙を海人と一緒に届けるというもの。23名の生徒のうち19名は居場所が分かり配達済みだが、残り4名の生徒とその時一緒に手紙を出した非常勤講師の1名が配達困難者であるため、その5名に直接手紙を手渡すことが英雄の任務となります。
かなり特殊な仕事を受け持つ英雄。この先にはどのような出来事が英雄を待ち受けているのか？
5名の配達困難者
居場所が特定できない5名の配達困難者は、やはりそれぞれに複雑な理由を持っています。会社の情報部が手に入れた居場所や仕事場所などを頼りに5名のもとに手紙を届けるのですが、海人の話では素直に手紙を受け取ってくれる人がいる一方で、なかなか手紙を受け取ってもらえずに四苦八苦することもあるとのこと。
そのような人たちに対して、どのように手紙を渡していくのか？英雄は海人が行う仕事を、そばで見学して覚えていくこととなります。
5名の配達困難者の人生を英雄はどう捉えるのか？また、そばにいる海人の仕事ぶりは英雄にどう映っているんだろう？
海人の存在
年下で会社の先輩である海人は20代前半。しかしながら、40代である英雄に対してもすごく親切に、そして丁寧に仕事を教えてくれて、なおかつ考え方がすごく大人でとても20代とは思えないほど人間ができている人物です。
なぜ海人はこんなにも考え方が達観しているのか？これは本に出てくる海人の過去が非常に大きく影響することとなっています。
このような特殊な仕事を以前から行っている海人。彼の人生にも様々な出来事があったのかも!?
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この本を読んだ感想
私が読書ブログを書くにあたって、初めの投稿でこの本を書きたいって思うぐらいこの本が大好きです。初めてこの本を読んだときは、途中で何回も涙ぐんだのを覚えています。
5名の人物に手紙をとどけるストーリーになっているため、短編小説というよりもショートショートのような流れになっているのかと思っていましたが、実は…。
あと、年下で先輩の海人がすごくいいキャラで、もし自分の周りに海人のような人がいたら土下座をしてでも自分の人生や生き方というものを教わってみたい、話を聞いてみたいと思いました。
他にもいろいろ語りたいことは山ほどあるのですが、正直この本はネタバレなしで皆さまに読んでいただきたいと思うので、ここらで感想を終わりたいと思います。
読んだ後は間違いなく自分の心が軽くなり、いままでにないような体験や感覚を感じることと思います！機会がありましたらぜひご覧になられてくださいね！
心に残るフレーズ3つ
- 幸せに生きるためには、今日だけを精一杯生きるしかない
- 不完全であることが、完全な人間の証
- 一寸先は闇、でもその先に必ず光はある
本日もブログを読んでいただき、ありがとうございました！
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プロフィール
長崎県で生活しているアラフォー世代の夫婦です！日頃のおトク活動や、自分の心身のことでお悩みになられている方におススメの本をご紹介するブログを書いています。同世代やいろんな世代の方のお悩みを解決するための足掛かりとなれるよう、有益な情報を随時発信していきますのでどうぞよろしくお願いいたします！