80歳でも脳が老化しない人がやっていること
『一生元気な脳でいるために!』
こんにちは、いつもブログを読んでいただきありがとうございます!今回ご紹介するおすすめの本は『80歳でも脳が老化しない人がやっていること 著:西 剛志』です!
80歳でも脳が老化しない人がやっていることのご紹介
簡単なあらすじ
この本は、脳科学者である西 剛志先生によって書かれた本です。
いくつになっても脳が若いままの人と、老人脳になる人の差はどこにあるのでしょうか?
周りが気にならなくなる、記憶があいまいになる、感情的になるetc…年齢とともにそういう傾向になる人がかなりいます。こういう行動をとってしまうのは脳の老化現象の一種です。作者の西さんは、これを老人脳と呼んでいます。
その一方で、80代90代になってもどんどん新しいことに挑戦し、元気に前向きに若々しく生きている人もいます。そのような人たちはスーパーエイジャーと呼ばれています。
スーパーエイジャーと老人脳になる人の差は一体どこにあるのでしょうか?
この本には、老人脳にならないためのさまざまな方法が紹介してあります。老人脳は日々の様々な習慣(思考×行動)の積み重ねによって変えることができるので、この本で学んでいきましょう!
スーパーエイジャーを目指して、一緒に脳の科学を学ぼうね!
自分ではなかなか気付けない「脳の老化」
脳は通常、30代から少しずつ萎縮が始まります。そして60代半ばになるとMRI検査の画像ですぐ分かるくらいの「明らかな萎縮」が起きています。これを、もしそのまま何の対策もせずにいると、脳の老化、つまり老人脳になっていってしまいます。
よく、年を取ると名前や顔を覚えられなくなった、ということがあるかもしれません。それは脳のピークが影響しているのですが、なかでも情報処理能力や短期記憶系は、比較的年齢が若い時にピークがやってきます。
しかし、50代以降も伸びる分野があります。それは語彙力です。語彙力のピークはなんと67歳と言われています。
もうひとつ、面白い分野が「相手の気持ちを読む力」です。この能力はピークが48歳と言われており、それ以降は50代、60代とどんどん下がっていきます。
この力が低下していくと、お店で店員さんに乱暴な言葉を使ったり、自分の思い通りにならないことにキレたり…いわゆる「キレる老人」になってしまいます。
そのため、70代80代になっても相手の気持ちを読む力が衰えていない人は、老人脳を予防できているということになります。
それぞれの分野で脳のピークが異なってくるんだね!相手の気持ちを読む力はいつまでも持ち続けたいね!
老人脳にならない生活習慣
スーパーエイジャーの生活習慣で多くの人に共通していることのひとつに「リラックスする時間がある」ことが挙げられます。
ここでいうリラックス時間とは、好きなことをする、ぼーっと空を見る、カフェでゆっくり本や新聞を読むなどの時間を指しており、「心がゆったりしていて、難しいことを考えていない状態」のことをいいます。
リラックスする時間の中で、何もしていない時間に、実は脳が最も活性化していることが分かっています。これを「デフォルトモードネットワーク」と言います。
この状態は、インプットした情報を整理し、自分のものにしていく時間としてとても大切です。いくら忙しくても、リラックスする時間、休む時間を設けることは脳に必要なのです。
しかし、ずっとリラックスしたまま、休息したままだとインプットされるものがないので、そこはやることをちゃんとやりながら、その間にリラックス時間を作るというバランスが大切です。
忙しい時こそ、しっかりとリラックス時間を設けることが大切なんだね!しっかりインプットしたものを自分の中に吸収していこうね♪
老人脳にならないマインドのつくり方
脳の老化を防ぐには、主観年齢を若くすることが大切です。主観年齢とは、例えば自分の年齢が85歳だったとしても、自分は50歳だと思えば、それは主観年齢が50歳であるといえます。
過去の研究で、70代になる8人が22年前の自分になりきるように、周りの環境や話し方なども当時のように再現して5日間生活してもらったところ、
- 手先の器用さが向上した
- 姿勢が良くなった
- 視力がアップした
- 見た目が若くなった
- 考え方が柔らかくなった
という若返り効果が表れました。自分は若いと思い込んで行動するだけで、脳に変化が生まれたのです。
これは言葉も影響してきます。疲れた、イヤだ、できない、もう年だからetc…このような脳にとってマイナスイメージを持つ言葉は、老人脳を助長してしまいます。
使った言葉はその後の行動に影響を与えます。うまくいく人は、脳にいい言葉の使い方をしている人が多いのです。
考え方や言葉によって、脳に影響を与えるんだね。いい方向にもっていくように、脳を誘導してあげないといけないね!
この本を読んだ感想
本のタイトルでは、もしかしたら比較的高齢の方が読む本なのかな?と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、この本はすべての年代の方が読んでもすごく勉強になる本です。
脳の老化というと、どうしても記憶力などに焦点を当てられがちですが、それだけではなく様々な分野があること、そしてそれぞれで脳のピークが違うということが分かりました。
私が病院勤務で働いていた時も、すごくパワフルで何に対しても意欲的な高齢の方がいらっしゃいましたが、その方は見た目も若くとても穏やかで、まさにこの本で出てくるスーパーエイジャーでした。
年代の各世代において、コミュニケーションをとる際はさまざまなギャップを感じることもあるかと思いますが、それぞれに対してリスペクトの気持ちをもって接することで、より円滑にコミュニケーションがなされていくのではないかと思います。
私自身も将来スーパーエイジャーになれるように、しっかりこの本を読んで、今のうちからしっかり考え方や行動の仕方を学んで、毎日を過ごしていきたいなと思いました。
心に残る3つのフレーズ
- リラックス時間を作る
- うなずきながら話を聞くと、脳が活性化する
- 脳は人でなくてもつながりを認識する
ブログを読んでいただき、本当にありがとうございました!