肥満症治療薬に対する考え方
『肥満』も健康面と美容面からみる必要があります
肥満症治療薬『ウゴービ』が保険適用に
こんにちは、夫のてっくんです!
今年の、約30年ぶりに新しい肥満症治療薬『ウゴービ』が承認されたとのニュースがありました。
詳しいウゴービの効果などについては、厚生労働省HPや各専門サイトをご覧いただければと思いますが、ウゴービの適用要件を簡単に説明しますと
- 太っているだけの肥満は対象にならない
- 肥満症と診断され、かつ高血圧、2型糖尿病、脂質異常症のいずれかの持病がある人
- 運動療法・食事療法で効果が得られない人
- BMIが35以上、または27以上で運動機能障害がある人
の条件が満たされている必要があるとのことです。
肥満症で悩まれている方にとっては、とてもありがたい新薬が承認されたことかと思いますが、これをダイエット目的で使用する方が増えるのではないかという懸念もあがっています。
肥満に対する考え方
個人的な考えとして、肥満は『健康面』と『美容面』の2つの面からみていくことが大切ではないかと思っております。
健康面から見た肥満とは、上述した肥満症と診断される方、またはこのままいくと肥満症になりそうな肥満症予備軍の方です。
肥満は病気を引き起こす根本の原因にもなり得るので、早めに改善していかないとなりません。そのためには、まずはしっかりと専門の病院を受診し、医者の診断の元で適切に生活面や、薬などを用いて肥満を解消していく必要があります。
次に美容面から見た肥満です。美容面から見た肥満は、特に現在病気を引き起こす肥満ではないが、見た目や自分の価値観として肥満を解消したい。そのような肥満になります。
こちらのタイプの肥満は、あくまで個人個人の価値観になりますので、数字上は肥満と認定されなくても、本人が自分の体を肥満だと思えば、それは美容面から見た肥満ということになります。
個人の価値観ですので、こちらは自由な選択肢があります。その上で薬やサプリなどを使用される方もいることではないかと思います。
ダイエットに薬やサプリを取り入れることについて
私は仕事としてダイエット整体を行っているので、肥満でお悩みの方とは多く接する機会があります。その中で、ダイエットを行う上で薬やサプリも常用して飲まれている方もいらっしゃいます。
私個人的な考えとしては、ダイエットに薬やサプリを用いることはおおむね賛成です。しかし条件がつきます。
その条件とは
- 安全性が確立されていること(特に海外から取り寄せる場合は要注意!)
- 薬やサプリだけに頼りすぎないこと
です。
ダイエット関連の薬やサプリは現在とても多くの商品が販売されていますが、中には承認されていなかったり、安全性が確立されていないものも多く存在しています。
特にインターネットなどで海外から取り寄せる場合などは非常に注意が必要です。日本人と外国人では体の作りなども違い、薬やサプリなどの基準も異なります。
私のところにも、実際に数年前に海外から薬を取り寄せて、今も重い副作用に悩まされているという方もいらっしゃいます。
そのため、日本人の体に合わずに副作用を引き起こしたり、場合によっては重篤な病気になりかねない危険性もあります。
また、薬やサプリだけに頼りすぎるのも注意が必要かと思います。
肥満の多くは、生活習慣が関わっていることが多くあげられます。そのため、薬やサプリなどで肥満が解消されたとしても、根本的な生活習慣が改善されていなければずっとそれらを服用し続けなければなりません。
それでは費用もかさみますし、少なからず副作用も存在しますので、長期的に見ればおススメできるものではありません。
根本的な原因に対してアプローチしていきながら、薬やサプリも上手に使っていくことが大切だと思います。
肥満に対して上手にアプローチしていきましょう!
今回の肥満症治療薬『ウゴービ』が承認されたことは、私個人としては非常にポジティブなニュースではないかと思います。
この新しい治療薬が、少しでも多くの病気で悩まれている方を救うことができるよう、私も願っています。それと同時に、この薬が医師の処方なしに個人個人で違法に売買されないようにとも願っています。
やはりダイエットにつながると思えば、欲しくなる方もいらっしゃることでしょう。しかし、薬は少なからず副作用も存在します。美容目的でのダイエットはもちろん、健康目的のダイエットでも、今回の治療薬は医師の診断の元で服用するようにしてください。
また、この薬が必要以上に世の中に出てしまえば、本当に必要としている方に届かない可能性も出てきます。そのようなことは絶対にあってはならないことです。
ダイエットは、適切な生活習慣を取り入れることで成功することも多くみられます。
肥満に悩まされなくてもいいように、健康的な体を保つために、日ごろから食事や運動に気をつけながら、上手に肥満に対して接していきましょう♪
ブログを読んでいただき、本当にありがとうございました!