今日はこのぐらいにして休みます
『たった一言があなたを助けてくれる』
こんにちは、いつもブログを読んでいただきありがとうございます!今回ご紹介するおすすめの本は『今日はこのぐらいにして休みます 著:ソン・ヒムチャン(緒方 真理人)』です!
今日はこのぐらいにして休みますのご紹介
簡単なあらすじ
この本は、作家・コンテンツ会社「マリト」代表のソン・ヒムチャン(緒方 真理人)さんによって書かれた本です。
著者は日本人の父と韓国人の母のもとに日本で生まれ、12歳で母と渡韓しています。
私たちは幼いころから、何かを成し遂げたりすることにより人から認められるものだと学んできました。
そのため、それが責任や義務となって重くのしかかってしまっているため、それから離れて休むことに対して居心地の悪さや罪悪感を感じてしまいます。
しかし、私たちの生活は、あふれる情報や社会の雰囲気、他人の意見からの影響を絶えず受けています。
それにより人生が不安定になり外見と中身にギャップができていしまいます。
そんなときにバランスを取り戻すには休息が必要です。
良く休むためには頭の中をしっかりと整理することが大切です。
著者の考えを鵜吞みにするのではなく、何らかの問題を解決するときのヒントとしてこの本を読まれてみてください。
今の現代人にとって「しっかりとした休息」はとても大切なものだよね!
今日の出会いが最後だとしたら
人は死ぬ直前に走馬灯を見るといわれていますが、これは特別ではない平凡な時間が、実は最も大切な時間だったことを暗示しているのかもしれないと著者は語ります。
年齢を重ねるほど、出会いと同じくらい別れを経験します。
突然の訃報に大きな喪失感を覚えたり、大切な人を失った人を慰めながら一緒につらい時間を耐えたりもします。
しかし、常に別れに備えて生きるほど心にゆとりを持てないことも事実です。
今日の出会いが最後かもしれないから、最善を尽くそう。すぐ近くにいる人の大切さを忘れずに、一緒にいられることに感謝できる人になろうとすることも大事です。
生きている以上、何がこの先待ち受けてるか誰も分からないよね。今この時をしっかりと見つめることがとても大事だと思うな!
「適当」に暮らすのが一番
数年前から、仕事と生活のバランスを適度にとった、頑張りすぎない姿勢を含む「余裕のある暮らし」への関心が高まってきています。
このような生き方の受け入れ方は人によって違うでしょうが、完璧主義の傾向が強かったり、強迫観念があったりする人なら「適当に」という単語を念頭に置いておくのも良いでしょう。
この場合の「適当に」というのは自分で状況を判断することができることを意味しています。
進まなければならないときは進み、止まらなければならないときは止まる。状況に応じて必要な行動をとる総合的な判断能力を備えることが「適当に」の定義だと著者は語ります。
なにかに執着する必要はありません。幸せな人とは、手放すことができる人であり、だからこそ自分自身を苦しめるようなこともないのです。
適当にというとネガティブに捉えられがちだけど、著者がいう適当はすごく自分自身を助けてくれる言葉だよね!
幸運を引き寄せる習慣
チャンスは行動を起こす者の元に訪れます。それと同時に、私たちは機会を見極める目も育てなければなりません。
成功するための努力ももちろん重要ですが、結局のところ、成功をつかみとるのは努力に加えて機会を得た人です。
だから、自分に幸運が訪れた時にそれを見極められる目を持つことが大切です。
何かを判断する前に十分に時間をかけて悩む習慣をつけましょう。
そうした習慣を身に着けることで、周囲にチャンスがあふれ、その機会をとらえて努力すればよりよい環境に向かうことができるでしょう。
チャンスはチャンスの姿では訪れないという言葉があるよ!そのチャンスを見逃さないようしっかり見極められる目を育てましょう!
この本を読んだ感想
この本は大きく4部構成で書かれているのですが、1つ1つの項目が小さく設定されており、その都度エピソードや著者の考えが書かれています。
そのため、非常に頭に入りやすく、なかなか本を読む時間がない方は目次を見て気になる項目だけを見られてみるのも良いかもしれません。
すごく心が救われるような言葉がたくさん書かれており、改めて「休息」の大切さが分かった気がします。
仕事や勉強に追われて、毎日必死に切羽詰まって生きていると、必ず体や心にダメージがきます。
なかなか現代社会、特に日本では休むという言葉を口に出しにくいですが、休息をとることで効率や心身の状態が上がることは分かっていることです。
「今日はこのぐらいにして休みます」
この言葉が気軽に、スッと言えるような社会になればいいなあと私自身も思います。
心に残る3つのフレーズ
- あなたという存在は尊い。誰が何と言おうと
- つまずいても大丈夫。結局はうまくいく
- 人は、変わるのではなく成長するもの
ブログを読んでいただき、本当にありがとうございました!