漫画 バビロン大富豪の教え
『この物語は人類不変の知恵である』
こんにちは、いつもブログを読んでいただきありがとうございます!今回ご紹介するおすすめの本は『漫画 バビロン大富豪の教え 原作:ジョージ・S・クレイソン 漫画 坂野 旭』です!
漫画 バビロン大富豪の教えのご紹介
簡単なあらすじ
主人公の大場拓也は、元大学教授で考古学者です。
しかし、大学教授をクビになり、奥さんや娘も自分の手からは離れ、現在は月13万円で高校の非常勤教師を行っています。
ある日、友人の近藤から仕事の依頼を頼まれます。それは、昔存在した王国『バビロニア』から黄金の法則が書かれた粘土板が発見されたので、それを解読してほしいという依頼でした。
しぶしぶながらもこの依頼を引き受ける拓也。しかし、心の中ではこの解読を行うことで、奥さんと子供がいた生活を取り戻したいと思っている自分もいたのでした。
物語はここから古代バビロニアを舞台に、バビロニアの首都、バビロンの黄金の法則について、過去の出来事が語られていきます。
バビロニアは紀元前3000年頃に、すでに銀行の起源となるようなことを行っていたとのことだよ!
バビロン一の大金持ち
バビロニアの首都、バビロンに1人の少年が暮らしていました。彼の名はバンシルといい、年齢は15歳。武器職人の息子として、両親と毎日がぎりぎりの生活を送っていました。
お金持ちになって家族に楽させてあげたいと思っていたバンシルは、友達のコッビとともに、バビロンの大富豪、アルカドの元へ話を聞きに行くことにしました。
アルカドは2人に、「金持ちとはなんだ?」と問いかけます。お金をたくさん持っている人!と2人は答えますが、アルカドはそれを否定します。
アルカドが言うお金持ちとは、『お金の増やし方を知っている者』のことをお金持ちと呼ぶのだと2人に話します。
そして、お金持ちになるために最初にすべきこととして、『収入の十分の一を貯金すること』とアルカドは2人に言うのでした。
ちなみに…サラリーマンの生涯年収は平均で3億円と言われているよ!十分の一貯金をすると、定年までに3000万円貯まる計算になるね!
学びの殿堂
アルカドは王様に頼まれ、人々にお金を生み出す秘訣の講義を行っていました。
十分の一の貯金を半年守ったら来てもよいという教えを守り、2人は学びの殿堂へとアルカドの話を聞きに行きます。
はじめは門番に止められましたが、アルカドは『知識の前ではみな平等、それがバビロニアの教えだ』と2人を中へ入れてくれました。
アルカドが行う講義には、様々な職種の人たちが集まり、いろいろな議論を交わしていました。
その中でアルカドは『黄金を増やす7つの道具』として、7つの知恵をみんなに講義します。その内容とは
- 収入の十分の一を貯金せよ
- 欲望に優先順位をつけよ
- 貯えた金に働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそを最大の資本にせよ
そう伝え、みんなと一緒にバビロンの繁栄を誓うのでした。
この7つの教えは現代でもなお生き続けているよ!何千年も前のことが語り継がれているなんてすごいことだよね!
試練
講義のあと、アルカドはバンシルを呼び出します。
バンシルに何かを見出したアルカドは、2つの質問をバンシルに行います。
「一つは『金貨』が入っている袋、そしてもう一つは『知恵』が入っている袋がある。お前はどちらを望むか?」
バンシルは知恵だと答えます。その理由は、確かに金貨があれば目先の幸せは手に入るかもしれないが、その先の安心までは買えないからだ。と。
その答えを聞いたアルカドは、知恵があれば金を増やせるのであれば、それを証明せよとバンシルに旅に出ることを命じます。
さらに条件として、金貨と知恵の袋を2つもち、両方の袋を金貨で満たすまで帰ってきてはいけない。さらに知恵の袋は金貨を全て失うまで開けてはならないという過酷な条件をバンシルに言い渡すのでした。
ここからバンシルの孤独な旅が始まっていくのでした。
知恵は目先の金貨を凌駕することができるのか!?波乱万丈の旅が始まるよ!
この本を読んだ感想
この本は、経済に詳しい人たちがこぞっておすすめとしてあげられている本です。漫画ですのでとても読みやすく、話もスラスラと頭に入ってきます。
私はこの本を妻に教えてもらって読んだのですが、あまりに夢中になりすぎてあっという間に1冊読み終えていました(笑)
今は情報化社会でもありますし、お金の増やし方の情報はそれこそ無限に広がっています。
しかし、その中には詐欺まがいの情報も多数見られ、思った以上にまん延していることも事実です。
その中で私たちが正しく資産を築いていくには、このバビロンの教えをしっかりと根本に持っておく必要があると心から思います。
資産はお金だけではありません。健康であったり人間関係であったり。そのような大事な資産をしっかりと守るためにも、ぜひ一度はこの本を読まれてみるべきではないかと思います。
ストーリーもすごく面白く仕上がっていますので、肩を張らずに気軽に手に取って読まれてみてくださいね!
心に残る3つのフレーズ
- 境界を分かつ壁は動いた者とそうでない者
- 守るべきものを持つ屈強な壁となれ
- お金はおまけ
ブログを読んでいただき、本当にありがとうございました!