1年・1か月・1週間・1日の時間術
『タイムコーディネートで充実した毎日を送ろう!』
こんにちは、いつもブログを読んでいただきありがとうございます!今回ご紹介するおすすめの本は『1年・1か月・1週間・1日の時間術 著:吉武 麻子』です!
1年・1か月・1週間・1日の時間術のご紹介
簡単なあらすじ
この本は、タイムコーディネーターとして活躍されている、吉武 麻子さんによって書かれた本です。
普段仕事や子育て、家事や介護などやることを多く抱えながら、限られた時間の中で目標や夢に向かって動こうとしている方に向けた時間術を紹介されています。
人生というものは、日常の時間の積み重ねで作られています。つまりは、「充実した人生=時間の使い方の手綱を自分で握る」ということです。
著者は昔からの夢だった「教育の仕事に携わりたい」という思いを追いかけています。特別人と比べて優秀なわけではありませんが、一点だけポイントがあります。それは『やりたいことという漠然としたものを現実の一歩に落とし込む」ことです。
ビジョンから長期目標へ、長期目標から短期目標へ、短期目標から今日やることへ。この棚卸が夢をかなえる肝と言えます。誰もに平等に与えられた1日24時間という財産は、どう使うかでその価値が変わります。
タイムコーディネートを行うことが、夢や目標に近づく第一歩となるんだね!
目標達成は計画が8割
子どものころから様々な場面で目標を聞かれた経験があるかと思いますが、ほとんどの人が目標の立て方や、目標を達成するための計画の立て方を、学校で教わったことはないでしょう。
計画の立て方、時間の使い方が自己流だと、行動量で切り抜けることになりかねません。大事なことは、目標を立てることではなく、目標達成までの計画の立て方、もっと言えば、時間の使い方です。
たいていの人は、実際にかかる時間より少なく見積もって、「まだ終わらない!」と時間に追われる状況を作り出しています。
「やろうと思っていたことが終わらなかった」という事実は、思っているよりも自分にダメージを与え、その後の時間の使い方に支障をきたします。逆にいうと、自分が立てた計画通りに遂行できると、気持ちよく次に切り替えることができます。
そのためには、夢の実現に向けて動ける時間以外の時間も整えていくことが重要となります。
狭い範囲で時間をとらえるのではなく、24時間を通してタイムコーディネートをしていく必要があるんだね!
1年目標の分解計画術(1年目標→3か月目標)
何のために頑張っているのかという目的意識を見失うと、燃え尽き症候群を引き起こす可能性が高まります。そうならないためには、目的意識を思い出すことが有効です。『どう生きたいのか?』『大事にしている価値観は?』これらの言葉が、自分へのエールとなり、指針となります。
目標や夢を叶えるため、実現するためにというよりは、気持ちがついてこないときに立ち返るために、言葉にしておいてほしいのです。これらの言葉を『ビジョン』と呼びます。
ビジョンを書き出したら、次は長期目標を考えていくのですが、個人の目標であれば1年目標で十分です。
ビジョンが「価値観の書き出し」だとすると、1年目標は「得たい結果の書き出し」です。書き出すこと自体に価値があります。
そして、1年目標のままではふわっとした目標のままなので、その目標を4つの3か月目標に分解していきます。3か月目標に分解するときの最大の注意点は、理想論で設定しないということです。
特に初めの3か月は、すでに仕事や予定のスケジュールもあり、思ったようには時間を確保できない可能性があります。こんなに余裕があっていいのか?というくらいで最初は大丈夫です。慣れてきたら、少しずつ調整していけばいいだけです。
自分の価値観からある程度の目標を立てて、それを短いスパンで現実的にしていくんだね!
計画が思い通りに進んでいないときは
計画通りに進んでいないときは、改めて大きく3つの視点でどこに原因があるのか探ってみます。3つの視点とは、
- 目標の立て方
- 時間の使い方
- 行動の仕方
です。
①「目標の立て方」では、まず今一度「本当に成し遂げたい目標なのか?」と自分自身に問いかけてみます。もしこの時に、違和感やモヤっとする気持ちがあれば、目標の再設定をしたほうがいいでしょう。
②「時間の使い方」では、見積もり時間に大きくずれがないかどうかを確認します。そしてバッファ時間(余裕を持つ時間)を十分に確保できているかどうかも確認します。緊急な案件や、突発的な事態に備えましょう。
③「行動の仕方」では、立てた期限を守る環境を自分で整えているか確認します。どういう状況だと行動が止まりやすいのか、続けられなくなるのかという懸念点を洗い出して、つぶしておきましょう。
計画は思い通りにいかなくて当たり前だよ!その都度3つのことを意識して修正していこうね!
この本を読んだ感想
自分自身のタイムマネジメントは私もどちらかと言えば苦手な方です。目標を立てたはいいものの、その目標そのものを忘れてしまったり、目の前のことで精いっぱいで気づいたら1年が過ぎていたなんてことは多々あります。
この本に書いてあった、目標を計画立てて段階的に現実的にしていく方法は、すごく分かりやすいなと思いました。
どうしても大きい目標があると、今自分がやっていることが本当につながっているのか分からなくなりがちですが、自分のビジョンから掘り下げて考えていくことで、しっかりと目の前のこととビジョンがつながり、行動に迷いがなくなると思います。
それから、個人的にはバッファ時間(余裕を持つ時間)をスケジュールに取り入れておくということが非常に印象に強く残りました。
というのも、私の経験上、トラブルなどで時間がかかり、計画通りにいかなくなったら、目標そのものを目指すのも億劫になり、途中で挫折したことも多々あります。しかし、そのトラブルが起きるかもしれないという時間をあらかじめ入れておけば、そこで対処することもできるし、何もなかったらなかったで自分の時間として設けることもできます。
このようにタイムコーディネートができるようになると、自分のやりたいことが明確化されて人生もより良い方向に変わっていきそうですよね!ぜひみなさんもこの本でタイムコーディネートをマスターしていきましょう!
心に残る3つのフレーズ
- 大事なことは「納得感」
- バッファ時間をスケジューリングする
- モチベーションは上げるのではなく、下がり続けないようにする
ブログを読んでいただき、本当にありがとうございました!