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嫌われる勇気

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『人は今、この瞬間から幸せになることができる』

てっくん
てっくん

こんにちは、いつもブログを読んでいただきありがとうございます!今回ご紹介するおすすめの本は『嫌われる勇気 著:岸見一郎、古賀史健』です!

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嫌われる勇気のご紹介

簡単なあらすじ

この本は、2人の登場人物が会話形式で物語を進めていく内容となっています。古都のはずれに、世界はどこまでもシンプルであり、人は今日からでも幸せになれると説く哲学者「哲人」が住んでいました。その考えに納得がいかない1人の「青年」は、哲人の住む家を訪ねて、哲人の思想や考えを論破しようと哲人と議論することになります。哲人は、かつてフロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と呼ばれるアルフレッド・アドラーの思想「アドラー心理学」をもとに、青年が持つ様々な疑問や問題点にアプローチしていくこととなります。

てっくん
てっくん

登場人物はたったの2人!しかし内容はすごく密度満載だよ!青年が抱く疑問点や問題点にバッサリとアプローチしていく哲人の回答は必見だよ!

すべての悩みは対人関係

青年は自分の性格がすごく嫌いです。自分に自信が持てず、すべてのことに対して悲観的になっています。それだけではなく、他者からの目線をすごく気にしてしまい、いつも他者を疑いながら生きているとのことです。

そのような青年の悩みに対し、哲人は「悩みを消し去るには、宇宙の中にただ一人で生きるしかない」と伝えます。その言葉に憤慨する青年でしたが、哲人は続けてこう言います。「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と。そのため、宇宙の中にただ1人でいればすべての悩みは消え去ってしまうと伝えます。

もちろんその答えには納得がいかない青年。それもそのはずで、この世界に住んでいる以上、対人関係は絶対に避けられない問題です。その悩みに対して、哲人は「人生のタスク」を用いて青年と会話を進めていくこととなります。

てっくん
てっくん

人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである。今思い返しても、悩んでいることの大半は人間関係のような気がするね。みんなはどうかな?

他者の課題は切り捨てる

哲人と議論を交わしていく中で、青年は哲人に宿題を言い渡される。その宿題とは、「自由とは何か?」を考えてくるといった内容でした。その宿題に対し、頭を悩ませる青年。お金が自由になっても人間の価値や幸せはお金では買えない。結局そこに残るものは対人関係という悩みでした。

青年は話を進めていく中で、対人関係の悩みを払拭するためには他人から認めてもらいたいという「承認欲求」が大切であると哲人に伝えます。しかし、哲人はアドラー心理学では他者から承認を求めることを否定するときっぱり伝えます。

例のごとく納得がいかない青年。そこで哲人は新しい言葉として「課題の分離」という言葉を青年に伝えます。課題の分離とは、今目の前にある課題は果たして自分の課題なのか?それとも他人の課題なのか?ということを正確に見極めるということでした。そして、その課題の分離は対人関係の最終目標ではなく、むしろ入り口であると哲人に伝えます。

てっくん
てっくん

誰もが絶対に持ったことがある承認欲求。だれかに褒められたりすると、とても気持ちがいいよね!でもそれを否定するアドラー心理学ってどんな考え方なんだろう?気になって仕方ないね!

「いま、ここ」を真剣に生きる

いよいよ哲人と青年の白熱した議論も最終盤に突入していきます。その中で哲人は、この世に生を受けた以上は、なにか後世に名を残すようなことをしたり、他の誰でもない自分を証明しないことには本当の幸福を得られないのではないか?と哲人に投げかけます。しかし、哲人はその青年の「特別な存在」になろうとする考えを「安直な優越性の追求」であり不健全な態度であると言います。

なぜ特別になろうとする必要があるのか?それは普通の自分が受け入れられないからである。アドラー心理学では普通であることの勇気を持つことが必要であると哲人は言いました。続けて、計画的な人生は不可能、人は皆「いま、ここ」を生きることしかできない、過去や未来などは関係なく、いま、ここを真剣に生きることが大切であるということを青年に伝えます。

てっくん
てっくん

日頃生活をしていく中で、あれこれと予測を立てながら過ごしていくことは多いけど、いま、この瞬間を真剣に生きようと思ったことはなかなか記憶にないかも…

この本を読んだ感想

この本を最初読み始めていくうちは、私もほぼ完全に青年よりの考えが近かったように思います。青年が抱く疑問点や課題は私自身の中でも共通することが多く、「さすがにこの疑問は哲人も解決することはできないんじゃない!?」と半ば青年が論破するようなことも想像しながら本を読み進めていきました。

しかし、哲学者の哲人はアドラー心理学をもとに考えもしないような切り口で青年に答えを導いていき、私も青年と一緒に「えっ!?そうくるの⁉」みたいに自分も物語に入り込んだ感覚で次々にページをめくっていっていました(笑)

はっきりいって、この本を読み終えた後も自分の中では違った考えなのではないか?と思うことも少しはありました。しかし、「考え方」において様々な視点からアプローチをしていくことはすごく自分にとっても為になりましたし、生きていく上でも勉強になりました!読み終えた後は、なんとなく自分の中ですっきりしたような、心の中のもやもやがスッと取れたような、そんな感覚になっています。

もし自分の中に悩みを持っている人、自分のことを好きになることがなかなかできない人はぜひ一度手に取って読まれてみてください。きっと私と同じように心が軽くなることと思います!

心に残る3つのフレーズ

  • 人間の悩みはすべて対人関係の悩みである
  • 自由とは、他者から嫌われること
  • 人生における最大の嘘は「いま、ここ」を真剣に生きないこと
てっくん
てっくん

ブログを読んでいただき、本当にありがとうございました!

プロフィール
てっくん&くーちゃん
てっくん&くーちゃん
夫(てっくん):整体師 妻(くーちゃん):看護師
長崎県で生活しているアラフォー世代の夫婦です!日頃のおトク活動や、自分の心身のことでお悩みになられている方におススメの本をご紹介するブログを書いています。同世代やいろんな世代の方のお悩みを解決するための足掛かりとなれるよう、有益な情報を随時発信していきますのでどうぞよろしくお願いいたします!
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